ドイツ語って面白い psrt2 〜ドイツ語修行第2回目〜
気温の変化についていけない、どうもBodomchildです。
前回、第一回目「ドイツ語って面白い」を「ドイツ語ってどんな言語?」という観点でご紹介しました。今日も、その続編ということで、「ドイツ語ってこんな言語だよ!」を少し踏み込んでご紹介していきたいと思います。
ドイツ語の特徴
カテゴリー説明には「大学の時に第二言語でドイツ語初級編を半期だけ授業を受けたレベルです。」と書いていますが、実を言うと私は、大学一年生の時にフランス語を1年間履修し、その後にドイツ語を履修しました。フランス語に限界(挫折)を感じて、ドイツ語を受け始めました。
初めてドイツ語に触れた時に「いや〜こいつは、ヤバい授業をとってしまった」と思いました。その恐るべき特徴をご紹介します。
〈ドイツ語特有のアルファベート〉
基本中の基本です。日本語で言うと、「あいうえお」です。ここにどんな挫折要素があるんだと思いますよね?あるんだな〜これが!笑
比較しやすいので、英語を例に挙げながら言うと、
英語は、A〜Zまで26文字のアルファベットで構成されますよね。ドイツ語は、A〜Zまでの26文字アルファベート+4つのドイツ特有文字の30文字で成り立っています。勿論、アルファベートとあえて記載している通り、「A」の読み方からして違います。
英語で「A, B, C ⇒ “エー、ビー、シー”」と読むところは、ドイツ語では「A, B, C ⇒ “アー、ベー、ツェー”」になります。「Y」にいたっては、”ユップシロン”と言います!
まぁ、ここまではフランス語もそうだったのでまだ、ギリギリ持ちこたえていました。
が、「ドイツ特有文字」で一気に目の前が真っ暗になります。
それがこれ!
ä, ö, ü:ウムラウト
ß:エスツェット
ä, ö, ü:ウムラウト
これは、先生(妻)曰くは、発音の為にある文字といっても過言ではありません。
ä : アー・ウムラウト 「あ」の口で「エー」と発音
ö : オー・ウムラウト 「お」の口で「エー」と発音
ü : ウー・ウムラウト 「う」の口で「イー」と発音
ß:エスツェット
先生(妻)言うには「辛いSだよ!」とのことです。これも発音の為にある文字。
意味分かりませんが、要は「ss」の短縮系ですね。文法上は、前の母音が短い場合は「ss」、それ以外は「ß」。
いや、「ちょっと何言ってるか分からない。」状態ですね。笑
〈男性、女性、中性名詞〉
ドイツ語の恐るべき特徴として次に紹介するのがコレ!
“名詞は必ず男性か、女性か、中性かのいずれかの「性」を持つ”
「haha〜これはフランス語と同じパターンやで、ヨーロッパも方言みたいなもんや!」と私は思ったのですが、見落としていました。「ちゅ、中性!?」
そうなんです、フランス語は「男性」「女性」で分かれていただけなんですが、ドイツ語では一つ「性」が増えています。
主な名詞
男性名詞 :Vater(父)、Tisch(机)
女性名詞 :Mutter(母)、Liebe(愛)
中性名詞:Kind(子供)、Dach(屋根)
名詞の場合、定冠詞がありますので、これも当然3つに分かれています。
der デア 使用例:der Vater
die ディー 使用例:die Mutter
das ダス 使用例:das Kind
ドイツ語から「一見さんお断りどす。」と言われているかのような難しさですね。
目の前が真っ暗です。
〈動詞の人称変化〉
ドイツ語は、主語によって動詞の末尾が変わります!
英語とかだと、heの時に「-s」、過去形の場合には「-ed」を着けたりしますよね。
ドイツ語はこうなります。まずは、単数を主語はコチラ。
〈主語の種類〉※ドイツ語 : 英語 : 日本語の順
ich(イッヒ) : I : 私は
du(ドゥー) : you : あなたは
er(エア) : he : 彼は
sie(ズィー) : she : 彼女は
es(エス) : it : それは
wir(ヴィーア) : we : 私たちは
ihr(イーア) : you : あなた達は
sie(ズィー) : they : 彼(彼女、それ)らは
主語は、英語と同じ種類なんですね。
では、実際の動詞の変化、「Lernen(レルネン、英語:learn(学ぶ))」の例に見てみましょう。
ich lerne(私は学ぶ) , wir lernen(私たちは学ぶ)
du lernst(あなたは学ぶ) , ihr lernt(あなた達は学ぶ)
er/sie/es lernt(彼/彼女/それは学ぶ) , sie lernen(彼(彼女、それ)らは学ぶ)
見て分かるように、変化は、語幹(lern)+語尾(-e, -st, -t, -en)を基本としており、語幹は変わりません。
こいつぁ、吐きそうになりますね。というか、吐きました。笑
〈名詞・冠詞の格変化〉
ドイツ語の名詞が役割に応じて、冠詞と名詞が少しずつ変化していきます。
正直「はい?」と何回か聞き直しました。笑
説明を書くより見た方が早いので見て下さい。
※男性名詞:Vater(父) / 女性名詞:Mutter(母) / 中性名詞:Kind(子供)で表記
1格 der Vater(父が) / die Mutter(母が) / das Kind(子が)
2格 des Vaters(父の) / der Mutter(母の) / des Kindes(子の)
3格 dem Vater(父に) / der Mutter(母に) / dem Kind(子に)
4格 den Vater(父を) / die Mutter(母を) / das Kind(子を)
ほらね。コレで触りです。
これに不定冠詞も格変化します。。。
胃に穴が空くとはこの事ですね!
ドイツ人の持ちネタ「単語が長い!」
頭が宅なってきたので、ドイツ人が外国人と話す時、よく出てくる話題に触れてみます。
「単語がとにかく長いんじゃ〜!」 コレです!笑
〈例〉※日本語 : 英語 : ドイツ語の順に書きます。
・交通法 : Traffic Law :
Verkehrsinfrastrukturfinanzierungsgesellschaftsgesetz
・食肉法 : Beef Law :
Rindfleischetikettierungsüberwachungsaufgabenübertragungsgesetz
でしょ?長くないですか?笑
ちょっと長過ぎてカタカナで表記できませんでした。笑
先生(妻)曰くこれは色んな単語を合体させて新たな単語を生み出すという構造があるためとの事です。
こういう単語が本で出てきたら、その時点で本をそっ閉じです。間違いない!笑
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まだ入り口、家で言うと玄関の扉に手をかけたレベルの内容ですが、もう限界ですよね?笑
ドイツ語は日本人にとっては再難解言語と私が喚いている理由が分かったでしょうか?笑
自分も書いてみて、知恵熱が出てきました。笑
逆に遣り甲斐はかなりありますよね!
頑張らないと家族で会話できないので、ゆっくりと自分のペースで楽しく勉強を続けていきたいと思います。
妻からは「あのね、ドイツ語はね、楽しくないです。メンドクサイね。」
と小言を言われていますが。(ドイツ人が言ったらダメだろう笑)
頑張っていきます!
最後までご拝読ありがとうございました。
ほな
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