外国人配偶者とのインドネシアへの海外駐在〜赴任編〜

日独国際結婚生活

どうもBodomchildです。とても久しぶりの投稿となりました。

現在、東南アジアのインドネシアで海外駐在を経験しています!!!(現在進行形)

日本人夫、ドイツ人妻の国際結婚カップルの場合の海外駐在で全く情報を見つけることができなかったので、私の体験談を書き綴るようにします。

因みに、配偶者がドイツ人という国際結婚家庭での家族帯同は、私の会社では初のケースとなりました。

※内容は、夫が日本人で配偶者がドイツ人の場合、かつ日本人夫が日本企業勤務で海外駐在になった場合に限られます。

 

海外駐在とは

”日本の企業で雇用されつつ、海外の支店や現地法人に派遣されて、そこで一定期間働くこと”

私の場合、インドネシアの現地法人へ赴任していることになります。

赴任以降の海外駐在については、別の記事で詳しく書こうと思います。

大抵、家族持ちである場合は、単身赴任としていくのか、家族帯同で行くのか選択が求められます。

私の家族は、日本に留まる理由が特になかったため、家族帯同で海外駐在を選択しました。

選択に迷いはなかったですが、

「あれ?国際結婚の場合、妻のビザってどうなるんだっけ?」から始まり、日本人同士では気にしなくていい疑問に多く直面しました。

 

諸手続き

まぁ、色々あります。笑

正直、毎日、何が完了していて何が未完了なのか確認しながら、仕事と両立する必要があり、非常に頭がおかしくなりそうでした。笑

とはいえ、サラリーマンなので個人で行う海外移住とは異なり、ある程度のことは会社が推進してくれます。

なので、結果論ですが、煩雑ではあるものの、特にトラブルなく、進めることができたと思います。

ですが、始めるにあたり、色んな不安が付きまといました。

日本人夫の場合

-引越し、銀行のこと、各種ライフライン解約、役所手続き、単身赴任期間の家族のことetc

ドイツ妻の場合

-ビザの取得どうなる?、配偶者ビザはどうなる?、インドネシアってイスラム教だよね?etc

今思い返すと、不安点も日本人夫目線とドイツ人妻目線で全然違いますね。

これら不安点について詳しく解説しようと思います。

 

日本人夫の場合

正直、会社任せです。笑

ビザも会社が段取りをしてくれますので、支持された通りに日強要書類を期限に提出し、対応していくのみでした。

準備物はざっと以下。

各種研修(言語学習含む)/業務引継

通常の転勤に毛が生えた程度の負荷でした。

ビザ関連の書類集め

戸籍謄本などの各種役所書類、最終学歴の卒業証明が必要だったり。あとで気づいたのですが、インドネシアの労働ビザは学歴によっても異なっています。海外は想像以上に学歴社会です。大学院まで出てよかったと思いました。笑

健康診断/各種予防接種

赴任国がインドネシア、大量の予防接種を受ける必要がありました。複数回受けないといけない予防接種なんかもあり、病院探しと、スケジュール管理に忙殺されます。子供がまだ幼児なので、母子手帳の英訳だったり、日本の敵予防接種の繰り上げなどを調整する必要がありました。

引越しの調整

家財道具や車、バイクなどを全て持っていけるわけではないので、取捨選択、売却、廃却などを計画する必要があります。引越し業者の担当者の方が英語ペラペラで、妻とコミュニケーションが問題なかったのは大きかったです。赴任後に思ったのは、日本の電化製品(特に電子レンジとかの大物)は現地で揃えた方がコスパいいですね。インドネシアは少なくとも、日本の家電製品を変圧器や変換プラグが必要になるので。

銀行手続き/役所手続き/保険手続き

1年以上、海外出るということで、海外への転出ということになりますので、銀行は海外ネットバンキングに対応させる必要があります。銀行によっては口座を維持できません。私の場合はゆうちょ銀行は解約することになりました。NISAといった投資も中断もしくは解約せねばなりませんでした。

妻のやるべきことリスト化

妻自身のビザ関連と単身赴任期間の家の退去やライフライン解約がメインです。中でも、一番大変だと感じたのは、”妻のやるべきことリスト化”です。私の勤める会社では、家族帯同の場合は単身赴任期間が3ヶ月以上必要となります。つまり、日本で住んでいる家の退去はドイツ人妻が全て対応しなければならないと言う状況でした。ガスやN○Kは日本国内の引越しですら面倒だった記憶があるので、全てのライフラインに私たちの状況を全て説明し、解約時にドイツ人妻が対応することを事前にインプットしました。それが功を奏したのか、全てでちゃんと憶えていて下さって、当初の不安を覆し、すんなりと解約できました。感謝

 

ドイツ人妻の場合

ドイツ人妻の場合、主な懸念はビザ関連ですね。

とにかく何が起こるか全くわからない。

正直、会社も初めてのケースだったので、最初の方は質問しても「分かりません」と返ってくることが多かったです。笑

日本人夫の場合と同じく会社が対応してくれるのですが、色々、ドイツ大使館にヒアリングしたりということもしました。結果、ビザに関しては特別な対応は必要ありませんでした。ただ、配偶者ビザに関しては更新のタイミングで日本に帰国し、更新しなければならないということが分かったくらい。

ということで、最大の懸案が完了したので、終わり!と言いたいところですが、

ドイツ人ならではの不安ということが発生しました。

宗教問題からくる懸念

一般的な、クリスマスも正月も何でもやる日本人からするとピンとこないことかもしれません。

私の妻は義実家共々、キリスト教(カトリック)です。

インドネシアは他宗教国家ではありますが、イスラム教徒が90%以上を占めます。ほぼ、イスラム教国です。

最初に懸念を示したのは、義両親でした。

彼らの意見はこう、「私たちの国では、その宗教絡みで凄惨な事件を起こっている。娘が心配でしかない。」

代表的な事件で言うと、ケルン大晦日集団性暴行事件。その犯人は、イスラム教国からの移民でした。

特定の宗教を批判するわけではないですが、そう感じるのは仕方のないことだと思います。

私もドイツでの凄惨な事件の数々を知っているので心情は理解できました。

この時、妻は「私も心配だと感じるが、日本の義実家に滞在するのも難しいし、帯同するしかないと思ってる。」

そこで、義両親を説得する必要がありました。

説得に使ったポイント

  • 宗教に関わらず、凄惨な事件を起こす人間はどこにでも潜んでいること
  • インドネシアでは、イスラム教のモスクとキリスト教の教会が隣り合っていて、自由に行き来ができる。(2024年に二つをつなぐ地下道が完成しました。)
  • インドネシアの大統領ジョコウィさん(当時)は、イスラム教徒にも関わらず、メタリカが大好き。
  • インドネシアは宗教の多様性を法律で厳守している。

つまり、義実家が持っているイスラム教国像とは少し異なっているということを全面に説明し、説得しました。

その結果、家族帯同でインドネシアに来ることができました。

今思うと、ドイツ人だからではなく、日本人同士でも発生しうる懸念かもしれません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

日本人同士では馴染みのない問題が発生しがちな国際結婚生活ですが、

海外駐在をするにあたってもそれは同じと言うことですね。

一蓮が完了して思ったのは、

あれだけ心配していたビザ関係の準備よりも、諸手続きやドイツ人妻が単独で行わないといけない事柄、宗教の話について配慮が必要であり、国際結婚した状態ので家族帯同海外赴任はその労力が日本人同士の倍はある。(人による)

苦労は多いですが、経験値は上がりました!

ほな

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